2016年1月7日木曜日

新春採集in三重!

皆さんあけましておめでとうございます!今年も虫処をよろしくお願いします。(不安)

今年は暦の関係上正月三が日が終わったらすぐに現実に戻ってしまう何ともつらいスタート。

しかし虫屋に盆も正月もありません!暇があったら採集これ基本!!!


2016年採集はじめはどこに行こうかな~と考えた結果、西の方にはあんまり採集にいってないなーと思い、帰省がてら三重県まで行ってきました。

2016年1月2日9:30 三重県

今回採集地に選んだポイント。

19時までに戻ってきてね☆と家族に命令されているため最悪でも17時の特急に乗らないと間に合わない! タイムリミットまであと7時間半

しかし結構藪が深くて内部まで入り込めません。

まいったな…

その時目についたものが

おっ!これはフェモラータのゴールでは!!!

全て羽脱した後っぽいけどフェモラータの虫こぶ(ゴール)に間違いない!

周りにあったゴールを手あたり次第に回収します。

*因みにフェモラータとはフェモラータオオモモブトハムシという三重県に定着している外来のハムシのことです。ゴールの中に幼虫が潜んでいます。

タイムリミットまであと6時間半

一通り回収し終えたのでオサムシが入ってそうな物件を探します。

良さげな寝返りを発見

早速掘ってみます。ガシュッ、カシュッ!

ん?なんか乾いた嫌な音が…おっオサムシ出た!

イセオサムシ

アーーーーーッ!特産のオサムシ採れたけど盛大にクラッシュ!!!

内容物までは飛び出なかったので一応持ち帰りました。

がっかりしていたところ掘った土から這い出てくる大型の昆虫が!

マイマイカブリ

初めてのホンマイマイ! (小さいけど)

気付いたら結構時間がたっていたのでフェモラータのゴールをもっと持って帰ろうと思い開けた場所に出ます。


タイムリミットまであと6時間




目が慣れてくるとボコスカ見つけられます。

フェモラータオオモモブトハムシの幼虫

ゴールが壊れて幼虫が出てきてしまうことも。


今は前蛹の時期のようで繭に入っている幼虫を多く見かけました。

駆除の意味合いも込めて持ってきた袋いっぱいに採集。

ふと時計をみたらなんと13時半!タイムリミットまであと3時間半しかない!

対岸によさそうな林が見えたのでそこまで移動しますが…

あれ、思ったよりも結構遠いな…

しかし来てみると先ほどの場所よりもさらに藪が深いうえ第一河原がない…

*説明しよう。執筆者の中では河原の存在が虫の採れる採れないを決めるというセオリーが存在するのだ。なお近くに畑があるとさらにgood!

アーーーこれかなりの時間ロスだーーーっ!まだオサムシゴミムシ全然採ってない(焦り)

急いで引き返す

タイムリミットまであと2時間15分

ここで採れなきゃマジ終了ってことで藪に強行突入。するとよさげな切り株を発見。

バコーン!

スジアオゴミムシ

大型で美しい色彩のゴミムシ。この切り株はスジアオゴミムシとアオゴミムシのマンションでした。

クワガタの幼虫も

さあ移動するかって…あれ…

四方を塞ぐ藪

\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?


30分くらい迷った末何とか脱出できましたが…


タイムリミットまであと1時間!駅まで戻る時間考えるとあと30分しか時間がないーー(゚Д゚;)!


うおーーーーっ!(適当に崖を崩す)

ニホントカゲ

アオゴミとマルガタゴミもボロボロ出てきました。これは一発逆転できるぞ!!

さらに掘る。ポロッ


マイマイ二頭目! ん?けどなんか違う…デカいクロナガだ!

ニシオオクロナガオサムシ

初見。家に帰ってクロナガオサムシと比べてみると確かに前胸の形が違いました。

さらには…

イセオサムシ

完品出た!!! これでクラッシュ分を取り返せました。少し離れた場所を掘るとここからもスジアオゴミムシがバラバラと出てきました。



ちゃっかりイセオサムシの追加も。

私が出せるのはアオゴミだけじゃないっ!

これが私の全力だああああああああああああああーーーーーーーッ!
(と〇る科学の超電磁砲第24話の〇レスティーナと戦う〇坂美琴ちゃん風に)



タイムリミットまで残り9分

駅にすべりこむことに成功。特急券をお願いします!!!

駅員さん:すいません。特急券はもう完売しちゃってます。Uターンラッシュですからねぇ。


オワターーーーーーーーwwwww---www-ww-www-www!!!!!!!


結局家に着いたころには20時になっていた。ちゃんちゃん。


To be continued




















2016年1月6日水曜日

伊豆の邂逅

2015年12月28日、今年最後の採集を伊豆で行うことにしました。

伊豆のオサ掘りで真っ先に思い浮かぶのはイズマイマイカブリですよね!!! ということでイズマイマイカブリを探しに行きます!


探しに来たのはいいのですが…

物件がない&護岸工事がだいぶ行われてる

こんなところでマイマイカブリは採れるのか??

バラバラになって各自採集を始めますが…

1時間経過
1時間半経過

物件がないをーーーーーっ!!!!

これもうボウズだわ…っと思ったその時!!

ブーッ、ブッ(ラインの着信のバイブレーション)

Kさんからだ。何々…



Kさん:ふつーのマイマイカブリだったわw

Kさん:車戻る。キリシマミドリシジミの採卵にいこーぜ!


驚愕の事実、マイマイカブリは存在する

Kさん11頭も採っちゃってるし。このままじゃ帰れない!!


物件探して歩く歩く



だいぶ壊されているものの立ち枯れを発見。

入っているか疑問に思ったものの手鍬をいれてみることに

1発目、2発目、3発目…バコッ

ヒメマイマイカブリ(イズマイマイカブリ)

キターーー\(≧▽≦)/-----ッ!!!!!!

イズマイマイカブリ。ヒメマイマイカブリの伊豆半島に分布する個体群です。胸部が黒色で大型化する個体群のようです。いざ実物見てみてみると大学周辺のマイマイカブリとそんなに変わらない気がしますが、多くの個体を比べてみないとわかりませんね。

まだいるかもしれないと思いもうちょっとバコバコしてみます。

ポロッ

あらー!

あららーっ!


思いがけないマイマイカブリの集団!!!!

10頭ほど出てきたところでやめて車に戻りました。

自身マイマイカブリは負けなし!


いつも採集可能!昆虫求めて次の場所に向かっちゃえ! 
(いつもぴょんぴょん可能! 楽しさ求めて もうちょっとはじけちゃえ! のリズムで)

というわけで天城山に。


Kさんはキリシマミドリシジミの採卵に、Hは崖を掘りに山中へ


ルイスオサムシ

富士箱根伊豆の山地に分布するオサムシ。ここではルイスオサムシ3頭と名前のわからないゴミムシ数頭が出てきただけで終了でしたが、山のオサ掘り連敗中の筆者にとってはまずまず楽しめました。

Kさんの方もキリシマミドリシジミの卵をいくつか採卵できたようです。

暗くなったので静岡に帰還。よい採り納めでした。


来年も良い虫がたくさん採れますように!